①環境問題と切り離せない畜産業
家畜排せつ物による悪臭、水質汚染・・・処理方法は積み上げるだけの「野積み」や地面に穴を掘って溜めておく「素掘り」で不適切な処理や管理となっている畜産業が多い
家畜のゲップから発生するメタンや一酸化二窒素による地球温暖化
※メタンはCO2の25倍、一酸化二窒素は、CO2の298倍の地球温暖化効果を持つ。
②ウクライナ情勢による影響やコロナ禍の輸入規制により飼料が高騰し、畜産業経営の逼迫を余儀なくされている。
牛肉1kgを生産するのに穀物13kg、豚肉1kgでは7kg、鶏肉では4kgが必要であるとされる。
大量の飼料を供給するために、家畜の放牧地や飼料の生産を行う農地開拓が進むことで、環境への影響が懸念される。
③後継者不足
生き物の管理という点で休日の取りづらさから、後継者不足で悩む業界である。