環境・エネルギー問題と解決に向けて

Environmental & energy   problem

地球温暖化が農業や畜産、漁業に多大な影響を及ぼしている現状を踏まえて、私たちが毎日排出しているゴミも、環境問題の大きな一つです。

私たちが毎日排出しているゴミ問題がほかの生態系に与える影響は大きいため、ゴミを適切に処理することが、地球規模の環境を守るためにとても重要になります。世界におけるゴミ問題は、深刻な状況にあり、世界各国が持続可能な開発を目指すために国連サミットで取り決めを行なった「SDGs」にも大きく関わっています。

目標12「つくる責任 つかう責任」目標13「気候変動に具体的な対策を」目標14「海の豊かさを守ろう」目標15「緑の豊かさも守ろう」

ゴミ問題の現状

ゴミ問題は、経済発展の度合いや処分場に適した土地の確保などによって国ごとに大きく状況は異なりますが、2011年に廃棄物管理国際会議の発表のもとに作成された「廃棄物処理」の段階では、4つの段階ごとに廃棄物管理の対応を定義しています。

・公衆衛生の段階 ゴミが収集される

・環境保全の段階 ゴミが適切に埋め立て処分される

・ゴミ削減と3R導入の段階 ゴミが中間処理される(資源化、焼却による埋め立て量の削減)

・循環型経済の構築の段階 資源管理による持続可能な社会

日本は「ゴミ削減と3R導入」を経て、「循環型経済の確立」に向けて歩みを進めています。
途上国の状況は様々ですが、一度発展が始まるとゴミの増加が速く、初期段階の「公衆衛生」から「環境保全」と順を追わずに「ゴミ削減と3R導入」も同時進行してゴミに対処し、「循環型経済の確立」を目指しているのです。

日本のゴミ排出量

現在日本では1年間で、4,000万トン以上というすさまじい量のゴミを一般廃棄物として排出しており、産業廃棄物を計算に加えると、排出されるゴミの量はさらに膨大になります。そして、ゴミ総排出量、1人あたりのゴミ排出量ともに横ばいにもかかわらず、最終処分場の容量や数が減少しているということは、いずれ処理しきれなくなってしまいます。

実は、埋め立てられる時間はあと50年と言われています。

よって今、日本が目指している「循環型経済の確立」への取組みがもっとも重要なのです。

環境問題解決のために、今、私たちにできること

世界中で起きている事実を知り、しっかり受け止めた上で、「今私たちには何ができるだろう」と考えることが、何よりも大切だと考えています。

その上で「居ても立っても居られない!地球環境のために今すぐ何かしたい!」という思いで、まずは日常生活の中の何気ない自分たちの行動に気を留めていきます。面倒くさがってゴミを分別せずに出していないか、ペットボトルのキャップやラベルを剝がさずに出していないか…など、細かな部分を気にかけるだけでも大いに環境問題の解決に貢献できるはずです。

私ども財団も「環境問題解決のために何ができるのか」ということを考えながら、「自然科学技術を活用した環境改善装置や資材」の普及に努めていきたいと思います。

 

<環境問題の解決に効果が期待できる主な装置>

●分子分解装置   : 様々な有機廃棄物を有資源化。分子分解処理のためCO2の発生を大幅に削減。

●廃プラ油化装置  : 廃プラスチックを高品質な燃料油に再資源化。

●SMS排水処理装置 : 自然界の生態系にあった微生物処理方法で汚泥を浄化。

WORK TOGETHER?

財団の想いに共感し、共に活動するメンバーを
募集しています。